楽器修理②
まず配線関係の総交換…の前に
各部の状態を見る
PUザグリの中を見るとやはり導電塗料は
塗られていなかった。
まあ、この頃のギターは導電塗料なんて塗ってなかっただろう?し、人によっては導電塗料なんて
絶対塗らない!!って人もいるしね
まあ、このギターのPUはハムバッカータイプなので
ガッツリ導電塗料塗りました(笑)
塗る前
塗った後
塗る前
塗った後
うむ、良い感じ
下準備は出来たので配線の準備をしよう
今日はここまで
※ここでちょっと説明
PUは
シングルPU
ハムバッカーPU
に分類されます。
写真左がハムバッカー
右がシングル
エレキギターは簡単に言うと
弦の振動をPUが感知し
微弱な電気を発生させ、その電気をアンプが音として出音する流れとなっています。
私たちの身の回りには微弱な電気を発生させるものが数多くあり、その電気を間違えてPUは感知して出音してしまうとノイズとなります。
そのノイズを出来るだけ無くそうと開発されたのが
ハムバッカータイプのPUになります。
ハムバッカータイプのPU+導電塗料は間違ってはいない選択ではあります。
ただし、ノイズに強過ぎるとどうなるか?
答えはギターの高音部分の音が弱くなります。
難しい話をしました(笑)
まあ、簡単に言うと
シングルタイプのPUは高音寄りで歯切れの良い明るいチャキチャキっとしたサウンドが出せます。
しかし、ノイズに弱く導電塗料を塗るとシングルの持ち味であるチャキチャキ感は薄れます。
ハムバッカータイプのPUは低音寄りで、
歪ませやすくパワーのあるサウンドが出せます。
ノイズに強く導電塗料を塗ると効果があがります。
しかし、低音寄りなのでチャキチャキ感はシングルに比べ薄い音となります。
どちらの音が良いかは弾き手の好みです(笑)
私はメタルが好きで歪ませたいので
ハムバッカーが好きです!
ただ、たまーにシングルPUの音色でチャキチャキっと曲を弾くのも楽しいです(笑)