楽器修理①
久々に楽器の修理が舞い込んで来た。
メーカー
グレコ(販売元富士弦楽器)
モデル名
ミラージュM600
製造年
1978年(昭和53年)
ミラージュモデルとしては廉価モデルだが、
奇抜なデザインはファンに人気を誇る。
KISSのポールスタンレー仕様のシグネチャーモデルも当時存在した。
因みにどちらも富士弦楽器製である。
ブラックダイヤモンドです。
昔から欲しかった楽器であるので気合いが入る。
現状での大きな不具合は
①PUのネック側の出音×
ミックス出音×
ブリッジ出音△(辛うじて聞こえるかな?)
※PU=エレキギターの心臓
これがないと音が鳴りませぬ
②ネック逆反り
③楽器全体のカビ、汚れ、サビ
④その他
である。
①
現状ではアンプに繋いだ時、音はブリッジPU以外
一切聞こえなかった。(ブリッジも極小だったけどねw)
その為、配線の引き直し+パーツ総取っ替えで直すことにする。
え?パーツ交換しちゃってええの?と思った貴方!偉い!!
ギブソンや、フェンダーのビンテージギターは内部の電装部品にも価値が付く為、無闇にパーツ交換が出来ない。(交換すると価値が大幅に下がる)
後日記載するが、メーカーオリジナルのビンテージコンデンサー1つに5万〜の値段は普通である
日本製のビンテージギターは正直そんなに価値が付かない(例外アリ)ので中身をそっくり変えても問題ありません。
むしろ、PUを変えると見違える程
音質が上がる可能性が高いので、私は弾いて気に入らなかったら速攻で交換します。
②
ネックの逆反り問題
ネックの逆反りですが、コレはホント驚いた
弦を30年以上張りっぱなしだったとの事で
順反りを覚悟していたのですが、なんと逆反りしていました(笑)
この問題は弦を張らないと結局分からないので保留
③
楽器のカビ、汚れですが
これがホント酷い
白っぽく見えるのは全部カビです。
パーツを全て外して研磨、仕上げしないと×
④
その他
ですが、多分修理完了間際に何かしら不具合が
出て来ると思うから随時対応
とまぁ、こんな感じです。
正直このギターが凄く欲しかったので
買い取らせて欲しいと言いましたが、断られてしまいました(笑)
お金は掛かります(部品代)が、ちゃんと直しますので
どうかよろしくお願い致します。
おまけ
↑因みに私が作成した
スルーネックタイプのファイヤーマン
MR.BIGのポールギルバートの仕様に似せて作りました!(ほぼまんまだけどねw)
ポールさんからの直筆サインも貰った宝物ですよ(笑)