たまには別の趣味を
私には砂金以外にも趣味を多数持っている
砂金採りは私の趣味の中では新人であり、他の趣味の方が古参なのであるが…
例えば楽器
自分は中学からギターを習い、以後ずっと付き合っている。
もっとも、ギターを弾く→好きなバンドの音源に近付きたい→改造→修理→製作
なので、弾くよりも裏方の修理、製作の方が得意だったりする。
我が家の楽器達(一部)
ギターの作り方を簡単に紹介すると
製図
ネック&指板加工
ボディ接着
罫書き
加工
塗装
研磨
組立&完成!!
こんな感じで製作します。
まあ、今回は別の趣味
仕事の一部でありますが、刃物の研ぎをしたいと思う。
今回研ぐのは仕事で使う刀
塗師屋小刀と言う
今日は時間が無かったので中砥石で荒〜中までしか研がない。
まずダイヤモンド砥石で下地作り
150番〜600番で研ぐ
刃物の減りにもよるが、自分は150番から研いでしまった方が良いと思う。
ダイヤモンド砥石
(レア度★☆☆☆☆☆☆)
写真を見るて貰うと分かるが
ダイヤモンド砥石で研ぐと
刃がジャリジャリになる。
このジャリジャリを慣らし刃を作っていく訳です。
充分研ぎ、刃返が出たらお次は中砥石
ここからが大事なポイント
中砥石から砥石は石になります。
ダイヤモンド砥石の時は金属だったが石になると
減りが極端に刃に影響する。
中砥石で刃を研ぐ前に、砥石の平面が出ているかをチェックするのが良いでしょう
平面が出ている中砥石
(レア度★☆☆☆☆☆☆)
脱線するが、この石は天然砥石では無く人造砥石と呼ばれるものである。
天然砥石収集癖の私は、中砥研ぎから天然砥石を使う事も有りますが今回は無し
※因みにこの人造砥石の色から連想する天然砥石で有名なのは浄法寺砥(レア度★★★★★☆☆)
中砥石の研磨剤として使うのは
天然三河白名倉砥石である。
三河白名倉(レア度★★★★☆☆☆)
贋作が多く採掘も少なくなって来た砥石
単体で使わずに砥石同士擦り合わせ、研磨剤として使用します。
大きい一本物の三河白名倉は日本刀の研ぎに使用されます。
中砥石で研いだ刃物
荒に比べると綺麗になりました。
しかし、まだまだ斬れ味は足りません。
明日は仕上&超仕上作業に入ります。
ここまでの作業で大体1時間半程研いでいました。
仕上げはもっと掛かります。
まあ、わたしがアホみたいに重ね研ぎするのが悪いんですがね(笑)
あ、無駄知識?を1つ
中砥石の写真を見て刃文が出てる!と思う方も居ると思いますが残念ながらこれは刃文では有りません。
これは
鋼と鉄の境界線が研ぐことによって浮き出た物となっています。
刃文は此方です。
刀を見る時の参考になれば幸いです。
それでは