むーの趣味部屋

趣味と楽器のお話

初堀は失敗の香り

2013年

 

 

ふと思い付きで砂金採りと言う遊びがしたくなった。

調べてみると日本の川は絶対量の差はあるものの砂金が混じっているらしい

 

クソ田舎の山の中に住んでいる私にとってその情報は絶好のチャンス

川なぞその辺に掃いて捨てる程ある!

そう思った私は砂金採りグッズであるパンニング皿

ターボパンを買い、川に行く事を決意する。

ターボパンを買った理由は、世界大会優勝とかなんとか買いてあったので(笑)

 

 

〜旅はみちづれ世はなんちゃら〜

 

ただ1人だと心細い

そう思った私は友人の1人、マッシュを誘う事にした。

マッシュはノリが良いのですんなりとパンニング皿を購入、同行を一緒にしてくれた。

 

向かう先は近所の某廃鉱山施設

昔は銅が豊富に採れたらしい。

記念館を見学し、トロッコに乗ってはしゃぎながら勉強をした。

 

この鉱山は銅の他に金も産出したらしく、その量と質は凄かったらしい。

私の親父がこの会社に勤めていて

昔、銅の精製途中で出た金を延べ棒にしていたのを見たと言っていた。

ほうほう

成る程成る程

ならあるな!(砂金)

 

記念館を後にし、目の前の川に降りる。

見渡す限り細かい石とたまに中位の石

今考えると砂金採りとか無理だろ!と思うような川

そんな川に半袖短パン麦わら帽子のバカ2人

意気揚々と川に突撃する。

装備はパンニング皿と庭にあった小さなシャベル

それだけ!

なんともロックな装備である。

もし、万が一砂金を採取してしまったら容れ物はどうするのか?など一切気にしない

当時は能天気だった。

 

〜3時間経過〜

 

採れない、暑い、飽きたの三重苦

金色の変な物はパンニング皿に極偶に残るものの、それが砂金かなんて分からない。

そもそもパンニングの仕方が分からない

グダグダである。

たまに川に来るおばちゃん達に何してるの?と聞かれ砂金採り!!と答えると微笑ましそうに笑っていた。

小学生くらいの孫の自由研究を見るおばあちゃんの眼だった。

 

 

〜ポイント変更〜

 

 

此処じゃ駄目そうだからポイントを変えよう!

そう言って変更し、着いた場所は崖だった。

このポイントは上流の方に精錬所がある川だ。

ポイント選びに特にこだわりは無い。

はるか下に見える川を見ながらマッシュが一言

「無理やろ…」

無理じゃないんだよ!やるんだよ!!

周辺を散策していると木にロープが結ばれているのを発見

それを頼りに川に降りる事にした。

 

無事降下成功。

川の水は澄み、クソ暑い気温を和らげている。

さっきの川と違い期待が持てそうだ!

そう思い川底の土砂を掬い、パンニングする。

小砂利、大量の砂鉄、なんか透明な石…

砂金は出なかった…

 

 

〜時間は経ち夕方〜

 

その日の帰り道はお通夜のような雰囲気だった…訳でもなく

砂金採りって難しいな!!

と笑いあって終了した。

正直、砂金の話題より晩飯を近所のラーメン屋さんで食うか、廃鉱山施設の近場にあるホルモン屋さん(店主が100近いおばあちゃん)で食べるかの方が盛り上がった。

 

晩飯はラーメンになった。

 

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↑近所のラーメン屋さんの驚愕バターラーメン

 

これが私の砂金採りの第一歩である。

 

 

 

 

 

 

初めに

砂金採りをしよう!

 

 

そう思ったのはいつからだろうか?

数年前?あるいはもっともっと前?

もしかしたら10年以上前の小学生の頃、同級生の鼻垂れメガネに「〇〇で砂金採れるんだ!」なんて言われたのが頭の片隅で燻り、今になって知的欲求が爆発したから?

それとも、テレビニュースで砂金採りについて紹介していたのを見たから?

きっかけは些細、でも今では立派な趣味となり、川を考えない日は無いようになってしまった。

 

 

 

趣味として

 

私が砂金採りを趣味でしていると言うと大抵の方は「儲かるの?」と聞いてくる

いやいや、初心者掘師の鼻垂れ小僧である私が売る程採取出来るはずがないではないか!

キッパリと「無理です」と答えます。

すると「何ダァ〜」と大抵の方は興味を失ってしまい、少々寂しさを覚えます。

 

やはり"砂金"と聞くと「高価な物」「お金稼ぎ」と連想する方が殆どで、その認識は間違いでは無いとは思いますが、自分としては儲けで砂金を採っている訳じゃあ無いのです!

自分は重度のコレクション癖を持っているので、1度ハマった趣味はトコトン収集してしまいます。

なので色んな川の砂金を集め、ドンと飾る!と言うのが今後の目標となっています。

 因みに今までコレクションしていた他の趣味だと

刃物、エレキギター、天然砥石などなど…

 

刃物は大工道具系で20〜 

エレキギターはビンテージを含め20本〜

天然砥石は40個〜

…お金が足りない…

 

とまあ、趣味は広く浅く時々深くがモットーの自分なので、これから砂金達とどのような出会いがあるのかが楽しみであります。

 

 

 

 

追記

砂金の採れる川の公開や質問はお答え出来ない現状です。

申し訳ありません。

 

 

砂金と言う歴史に魅せられ

砂金…

私はその言葉を聞くと何故か千と千尋の神隠しを思い出す。

カエルが血眼になりながら探し、狂気乱舞して狂う魔性の石

 

歴史…

金は人類の歴史にとって欠かせない富と権力の象徴である。

考えると金は絶対に切り離せない物質であると人間の歴史から容易く考案出来る。

それは、装飾品だったり貨幣だったり様々である。

ただ1つ言えるのは高価だ、と言うこと。

 

 

 

 

…頭が悪いのに長々と前置きをしてしまった。

まあ、カンタンに言うと川で宝探しをしよう!

その四苦八苦模様を自分自身の記録として残そう!そんな感じの緩いブログをここに記す。

 

                                                        管理人むー